膝の痛みと体重は直接的な関係はありませんが、
体重が重い方ほど膝の負担は増えていきます。
なぜなら、立っている時には体重の約3倍、膝に負担がかかるからです。
例えば体重60㎏の方なら、約180㎏分の負担が余分に膝にかっていることになります。
膝の負担を少しでも減らせる方法として体重管理はとても重要です。
今回は膝と体重についての説明と膝の痛みを減らせる考え方を紹介します。
膝と体重と日常生活の関係性
日常生活の行動により膝の負担が変わります。
歩行時は体重の3倍。
階段上り、下りでは体重の6~7倍。
体重が増えれば増える分、膝にかかる負担が余分に増えてしまうので注意する必要があります。
自分自身が今現在、体重がどのくらいあるのか。
また、その体重が自分自身にとってベストなのかを知ることも大事です。
BMIは聞いたことありますでしょうか?
簡単な計算方法で知ることが出来るのでまずは知ることから始めていきましょう。
BMIとは
体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数の事です。
BMIが22が適正体重として、最も病気になりにくい体重とされています。
BMIが25以上は、肥満。18.5以下は、低体重とされています。
BMI計算方法
BMI=体重(kg)÷(身長m)²
適正体重=(身長m)²×22
例えば、体重60(kg)で身長150(cm)の方は
BMIは26.6となります。
適正体重は49.5㎏となります。
BMI参考例
BMIの計算式は、世界共通です。
しかし、肥満の判定基準は各国で違います。
日本の場合だと下記の判定基準になっています。
BMI値 | 肥満度 |
18.5未満 | 低体重 |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満度1度 |
30~35未満 | 肥満度2度 |
35~40未満 | 肥満度3度 |
40以上 | 肥満度4度 |
ダイエットは必要なの?
結論から言うと、ダイエットはした方が膝の負担は減りますが、
膝が痛いのを我慢してまでする必要はないと思います。
食事の量や頻度を変えてみたり、運動を始めてみたり、色々な挑戦があるかと思います。
一番の注意点は、無理をしないことです。
運動=ダイエットではありません。
ご自身に合った方法で挑戦してみればいい効果が期待できるでしょう。
今、日常生活できる事は?
膝に負担をかけないようにどう生活を送るかを考えることです。
歩くときは、膝の負担を少しでも減らせるように衝撃の吸収が良い靴を履くこと。
階段をなるべく使わないで、エレベーターやエスカレーターを使うこと。
食事の量や頻度を見直して、健康的な食事をすること。
膝周辺の筋肉に対してストレッチをすること。
体重を毎日測り、常に自分自身を知ること。
なにか一つでも変われば、膝の負担は減ります。
膝の痛みを減らせるように今一度、日常生活を見直していきましょう。
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