膝の痛みで悩まれている方に、明日雨が降るかな。
また、いつもは調子がいいのに、なぜか雨の日は膝が痛いな。
明日はきっと天気が良くないな。など、膝の状態で明日の天気がわかる方がけっこういます。
膝の調子でわかる天気予報ですね。
これらの症状には実は、原因があるんです。
今回は、そのような時の原因と対処方法について説明したいと思います。
目次
雨と膝痛の関係
原因は大きく2個あり、気圧の変化とヒスタミンという炎症物質です。
気圧の変化
雨が降るときは、低気圧に変わります。
気圧が下がると、身体はその変化に順応するために、血圧と心拍数が上がります。
血圧と心拍数が上がると、自律神経が活発します。
自律神経の中の交感神経が活発化されると、血管収縮などで痛みに反応しやすくなるのです。
逆に言えば、、自律神経のコントロールができると、気圧の変化に順応することができ痛みを感じにくくすることもできます。
ヒスタミンについて
低気圧になると、ヒスタミンという炎症物質が活性化されます
表面上では、痛みが治っていても、まだ治りきっていない組織にはヒスタミンの影響で炎症が起こり痛みが発生してしまいます。
痛みに波がある方に多いのではないかと思います。
対策について
対策は膝を冷やさないようにしたり、日々の日常生活から気を付けていく必要があります。
今すぐできる対策を紹介します
膝を冷やさない
膝を冷やさないことはとても大事です。
サポーターをしたり、インナースパッツを使用したりして温めるようにしましょう
血流をよくすること
交感神経の活発することは、同時に筋肉も硬くなっていきます。
その際は、マッサージや、ストレッチなどを行い、筋肉をほぐしていきましょう。
そうすることで、副交感神経が優位になり、リラックスができ、痛みも落ち着いてきます。
また、入浴もいいです。
熱すぎない温度(38度~41度)で15分から20分ぐらいお湯に浸ると全身の血流がよくなり、痛みも落ち着いてくると思います。
ストレス解消できることを探す
痛みを感じていると、どうしてもストレスを感じ、ますます交感神経が優位に働きます。
ご自身がリラックスできること、読書したり、好きな映画やドラマをみたり、お買い物に行ったりなどすることで
副交感神経が刺激され、痛みが落ち着いてきます。
規則正しい生活を送る
今の痛みに関しては、上記のような対策ができますが、やはり日ごろから規則正しい生活(睡眠・栄養・運動)を送ることが一番大事です。
まとめ
痛みはとても辛いですが、雨の影響で強くなった痛みは必ず良くなります。
痛みを気にしすぎてしまうと、気持ちも身体も悪循環になってしまうので、痛みを気にしないぐらいが意外と対策になるかもしれません。
もし、雨の日で痛みが強くなった場合は、今回の対策の中で、一番合う方法を実践していただければと思います。
当院にお越しいただいた際に、このようなお悩みでお困りの方には、またいろいろとアドバイスできればと思います。