膝が曲がりにくくないですか?
膝の裏がぷっくりと腫れていますか?
膝の裏に違和感や痛みを感じますか?
膝を曲げると圧迫感を感じますか?
その症状もしかしたら、ベーカー嚢腫(嚢胞)という症状かもしれません。
ベーカー嚢腫の特徴は膝の裏に袋のような塊ができる事と、それに伴い膝を曲げる時や、歩くときの違和感です。
以前、膝の裏の痛みの症状について説明をしました。
今回は膝の裏の圧迫感や違和感でお悩みの方にベーカー嚢腫についての説明をしていきます。
目次
ベーカー嚢腫(嚢胞)とは
ベーカー嚢腫は膝の裏の関節包に関節液や脂肪が溜まり膨らんで出来た塊の事をいいます。
大きくなるとゴルフボールぐらいの大きさになることもあります。
触っても痛みはなく、ぷよぷよした感じです。
ベーカー嚢腫の症状とは
膝を曲げる時の圧迫感です。
歩いたり、階段の上り降りでも違和感を感じることがあり
また、しゃがみ込みや、正座もできなくなります。
ベーカー嚢腫になりやすい人は
50代以上の女性に多いのが特徴です。
また、日常生活で膝の裏に負担がかかる使い方をしているとなりやすくなります。
そして、変形性膝関節症や関節リウマチによる関節の変形などでも起こります。
対処方法
ベーカー嚢腫の対処法はストレッチやマッサージでは改善はできないです。
日常生活で困っていない場合での一般的な対処方法は、病院にて膝の裏に溜まってしまった内容物を抜くことです。
そうすることで、膝の圧迫感がなくなり、膝も曲がりやすくなります。
日常生活でも困っている場合は、手術を行い、ベーカー嚢腫の袋を取り除く治療です。
膝の使い方を考えよう!
先程は、膝の裏に溜まってしまった内容物を抜くのが対処方法と言いましたが、
ベーカー嚢腫の原因は『膝の使い過ぎ』にもあります。
治療をしても一時的には良くなりますが、再発するケースが多いです。
なぜなら、根本的な問題は解決されていないからなのです。
膝の使い過ぎの3つの問題とは?
膝の負担=膝の何が原因なのか。それを解決するのが大事です。
股関節・足関節の問題
膝の関節は股関節と足関節の間にあります。
この2つの関節の機能低下によって膝の関節に負担をかけている可能性があります。
膝周辺の筋力不足の問題
膝の関節の負担を保護する筋力が低下してしまい、膝の関節を保護できずに負担をかけている可能性があります。
姿勢の問題
骨盤が倒れている、姿勢が悪く猫背になっている。
このような姿勢になると、膝の裏に負担がかかります。
一人一人、原因や解決策は違いますので、まずは何が原因なのかを知ることが一番大切です。
まとめ
ベーカー嚢腫の原因は
・膝の使い過ぎの問題
・変形性膝関節症や関節リウマチによる変形の問題
対処方法は病院にて治療をする事しかできないですが、
どうして膝に負担がかかるのか原因を解決することで症状を緩和することもできます。
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