膝の痛みがある場合、本当に膝が原因なのか。
僕は膝の痛みに対して、施術を行っているが、膝の痛みは本当に難しいと感じる。
事故や、スポーツで起こった膝の怪我は外傷なので
前十字靭帯損傷、半月板損傷など皆さんも聞いたことがあると思いますが
膝関節が原因だと個人的には思う。
また、高齢者の膝の変形が重度で、変形性膝関節症末期の方も膝の関節が原因の可能性が高い。
しかし、それ以外の膝の痛みはどうなのだろうか。
例えば、加齢による軟骨がすり減ったことでの膝の痛み
レントゲンでは骨に異常がないけれど、膝の痛みがある
15分ぐらい歩けるけど、それ以降は痛みがある
これらは本当に膝が原因で膝の痛みが起きているのだろうか。
膝の関節だけを考えれば考えるほど、難しいです。
なぜ、僕がそう思うのかを本日は書いてみたいと思う。
考え① 軟骨には神経が通ってないから
加齢とともに、軟骨はすり減っていくのは避けられません。
しかし、軟骨がすり減ることは痛みの原因かといえば、そうではないと思っています。
なぜなら軟骨には神経が通っていないから痛みを感じません。
痛みを感じるのは、軟骨がすり減ることで、関節が不安定になり、それを補うために膝の周りの筋肉が頑張りすぎる(硬くなりすぎる)ことで痛みが感じやすいのかと思っています。
なので、その場合は筋肉に対してアプローチが必要かと思っています。
考え② 痛いときと痛くない時がある
膝の痛みを抱えている方は経験があるかと思いますが
今日は痛い、今日は痛くないなど日によって波があることありませんか?
もし、膝の関節が原因なら常に痛いはずです。
毎日、四六時中痛ければ、膝が原因だと思いますが
このように波がある場合は、膝だけが原因だと思いません。
考え③ 筋力がつけば改善する
膝の痛みをよくするには、筋力をつけましょうと言われたことがあると思います。
僕も、伝えます。
でも、膝の関節が原因なら、筋力がついても治らないと思います。
筋力がつくことで関節が安定しますので、それで痛みは改善できます。
でも、整形外科の診断では、軟骨がすり減っています、半月板が痛んでいます。と言われていると思います。
筋力がついても、そこの組織は変わっていません。
こう考えると膝の痛みの事を考えると難しいなと思います。
整体師としての個人的な考え
膝の痛みが改善できればなんでも正解だと思っている。
姿勢が良くなって、膝の痛みが改善できれば正解
筋力がついて、膝の痛みが改善できれば正解
膝の関節の治療を行って、改善できれば正解
体重が減って改善できれば正解
本当に、膝の痛みは膝が原因なのか?
やっぱり、膝だけを見るのではなく、全身を見るのが大事。
そして、膝の関節が正しく動かすことができるのか。
そこまで、見て膝の痛みが改善できれば、良いと思っています。
今回は、現在感じたことを書いてみました。