膝の痛みで悩まれている方によくウォーキングしたら筋力がつきますか?
ウォーキングすると膝の痛みはなくなりますか?
ウォーキングはした方がいいですか?
とよく質問をもらいます。
膝の痛みをよくする=ウォーキング
みたいな考え方がとても多く感じています。
ウォーキングは健康にとってとても大事なことですが、膝痛について考えると必ずしも良いとは限りません。
今回はウォーキングについての考えや効果などお話ししたいと思います。
ウォーキングの効果について
ウォーキングの効果についてですが、色々あります。
脂肪燃焼
血流改善
心肺機能の向上
脳の活性化
リラックス効果、ストレス解消
ウォーキングでは筋力がつくのか?
ウォーキングをすれば、筋力が増えるかというと、ウォーキングでは筋力強化の見込みはありません。
よく、膝の痛みで悩まれている方はウォーキングをしますが、逆に膝や股関節への負担が増えていき、痛みを増大させてしまう可能性もあります。
なので、ウォーキング=膝の痛みの改善ではなく、場合によっては悪化にもなるので注意が必要です。
ウォーキングで筋力をつけるには?
先ほど、ウォーキングでは筋力はつかないといいましたが筋力をつける方法はあります。
ウォーキングで筋力をつけたい場合は
歩幅を広げること
スピードを上げること
歩幅に関して
一般的な歩幅は、伸長の45〜50%と言われています。
仮に、伸長が170センチであれば歩幅は75〜80センチになります。
少し大股で歩幅を広げることで使える筋肉、いつも使っていない筋肉が使えるようになるので、筋力が付きやすくなります。
スピードに関して
通常、一般的に言われている歩行スピードは時速4〜5キロです。
筋力強化の為には、時速7キロ以上のスピードが必要と言われています。
7キロのスピードは早歩きのスピードになります。
いつもの歩行スピードだと体が慣れてしまっているので、筋肉に刺激が入りません。
少し早いスピードを意識しましょう。
ただし、そもそも膝が痛い方はスピードを上げることは難しいのであまりおすすめはしないです。
膝の痛みがある方が気を付けること
膝の痛みを増やさないことです。
治すためにウォーキングをするのに、悪化している方、また痛みを我慢している方がとても多いです。
膝の痛みを改善するために行うウォーキングのポイントは
痛みのない時間内で行うこと
15分~20分に1回はお休みをすること
ウォーキング後はストレッチをすること
上記のポイントはとても大切になっていきます。
膝の痛みで悩まれている方にとって少しでも参考にしていただければと思います。