日常生活で困っている悩みの一つとして、階段での膝の痛みが多いです。
階段を上るときに痛い!
階段を下るのが痛い!
階段での膝の負担は、体重の6~7倍かかります。
階段を使わなければ痛くないけどそんな事は難しいですよね。
今回は階段の痛みの症状と対処方について説明していき
少しでも役に立てればと思います。
目次
階段上り下りでの膝の痛みを感じる多い場所とは?
階段で膝の痛みを感じる多い場所は主に2か所あります。
・膝の内側
・膝蓋骨(膝のお皿)の前方と奥
膝の内側
大腿脛骨関節の内側に痛みを感じる方が多いです。
大腿脛骨関節とは、大腿骨『太ももの骨』、脛骨『すねの骨』の事で、この二つの骨から成り立つ関節の事をいいます。
この関節は、膝の屈伸運動のほかに、脛骨の回旋運動と呼ばれる、膝を捻る動きもできます。
大腿脛骨関節の間には、半月板があり、膝のクッションの役割をしてくれるのですが
変形性膝関節症や半月板を損傷していると、膝の内側に痛みを感じることが多くなります。
膝蓋骨(膝のお皿)
膝蓋大腿関節に痛みを感じることが多いです。
膝蓋大腿関節とは、大腿骨は『太ももの骨』、膝蓋骨は『膝のお皿』の事でこの二つの骨から成り立つ関節の事をいいます。
通常、膝を曲げ伸ばしする際は、膝のお皿は上下左右に大腿骨の上を滑らかに動きます。
しかし、何回も繰り返し負担がかかると、膝蓋骨の裏と、大腿骨の前の軟骨がすり減ったり、骨が変形することで炎症を引き起こします。
その結果、お皿の前やお皿の奥に痛みが出ます。
階段上り下りで膝が痛くなる原因と対処方法とは?
階段の上りと下りでは原因が変わります。
それぞれの原因と対処方法について説明していきます。
階段上りでの原因
股関節周辺の機能低下により、膝の負担がかかります。
階段を上には足の裏全体で地面を押す必要があります。
その時に使う筋力は大臀筋というお尻の筋肉です。
階段上りで膝が痛い方は大臀筋の筋力低下により膝への負担がかかり痛みを感じます。
対処方法は大臀筋の筋力運動です。
階段下りでの原因
大腿四頭筋の柔軟性や内側広筋の筋力が低下することで膝蓋骨付近に負担がかかり痛みを感じます。
大腿四頭筋の柔軟性や筋力を向上することがポイントです。
階段上り下りの痛みを緩和する方法!
筋肉の質はすぐには変える事は出来ません。
しかし、階段での痛みを少しでも緩和する方法があるので紹介します。
階段上り
階段上りでは痛みがない足から上ると痛みが緩和できます。
例えば、右膝が痛い場合は左足から上ると痛みが緩和します。
階段下り
階段下りでは痛みがある足から下ると痛みが緩和されます。
例えば右膝が痛い場合は、右足から下ると痛みが緩和します。
※階段上りでも下りでも痛い足が下にある方が膝を曲げなくてもいいので痛みが楽に感じます。
その他の方法
手すりを使いましょう
手すりを使う事で膝にかかる負担を分散できます。
エレベーター、エスカレーターを使いましょう
膝が痛い時は無理をしない事も大事です。
サポーターを使いましょう
サポーターを使うことで膝の関節に安定性が高まり負担を減らすことが出来ます。
まとめ
階段上り下りの膝の痛みはとても辛いです。
痛みをなくすことはできませんが、痛みを緩和することはできます。
大事なことは、無理をしないことも大事です。
今できることを行い、膝の負担を減らしていきましょう!
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