膝の痛みの原因はいくつかあります。
軟骨のすり減りが原因ですね。
運動しましょう。
ダイエットしましょう。
など言われることも多いのではないでしょうか。
膝の痛みの原因は一つではなく様々な要因が積み重なって起こります。
今回は膝の痛みの原因についていくつか紹介をしていきたいと思います。
原因➀ 変形性膝関節症
膝の痛みの原因で一番多いのは、変形性膝関節症です。
変形性膝関節症は加齢とともに軟骨がすり減り、半月板も痛み徐々に関節が変形し痛みが強くなっていく症状です。
原因② 筋力不足
筋力不足も大きな原因です。
本来であれば、筋力があることで関節の安定性を高め関節への負担を減らします。
しかし、筋力がなくなると関節を安定させることが出来なくなりますし、また姿勢も悪くなるため関節への負担が増えていきます。
また、大腿四頭筋と呼ばれるももの前の筋肉の内側(内側広筋)の所が萎縮してしまい細くなっていきます。
痛い足と痛くない足では足の太さも変わることが多いので筋力をあげるトレーニングも必要です。
原因③ 運動不足
膝の痛みがある事で、動く活動量(日常生活)を減らしてしまう方が多いです。
歩くことも減ってしまうことも多いと思います。
その結果、いつも使っている筋肉は同じになるので、サボってしまう筋肉も増えていきます。
そうなることで、血流の循環もさらに悪くなり痛みが悪化していきます。
原因④ 体重
体重は膝の関節にかかる負担を大きくします。
体重は1kgあたり約3倍の負担が膝にかかります。
逆に言えば、1kgでも減ればそれだけの負担は減ります。
理想体重はBMIの計算で求められます。
BMI=体重(kg)÷(身長m)²
BMIが22が適正体重として、最も病気になりにくい体重とされています。
適正体重=(身長m)²×22
BMIが25以上は、肥満。18.5以下は、低体重とされています。
BMI25を超えないように食事や日常生活で変えられる事を探してみましょう。
膝の痛みがある時に出来ること
何が原因なのかを見つけることです。
そのためにまずは整形外科に行きましょう。
病院へ行くと、レントゲンやMRIを撮り、診断されます。
まずは骨や関節に問題があるか確かめるといいです。
ただ、それだけが原因ではありません。
軟骨や半月板を痛めているのは事実ですが、痛みを引き起こしているのは
膝の捻れ(O脚やX脚)や膝の使い方がよくないことで膝に負担をかけてしまっている事が多いです。
膝の痛みを改善するには、膝を含めた、他の関節(股関節や、足関節)の動きや姿勢を良くする、
膝を支える筋肉を鍛えることがとても、大事です。
痛みがあれば
筋力トレーニングも出来ないこともあると思います。
その場合は何かできることを探しましょう。
食事の見直しや、規則正しい生活、アイシング、プールでリハビリなど
一つでも行動が変われば
膝にはプラスになり、出来ることも増えていきます。
まとめ
膝の痛みの原因は一つではなく
様々な原因が積み重なり起きています。
早く痛みを改善するために今できることを見つけてみましょう。