日常生活で膝の裏の痛みで悩まれている方とても多く感じます。
膝の裏の痛みはとても辛いですよね。
膝を伸ばすと突っ張って痛かったり
膝を伸ばすと突っ張って痛かったり。
膝を曲げると膝の裏に何か挟まれているような痛みだったり。
同じ、膝の裏が痛いという症状でも原因って違うんです。
その人の膝の裏が痛い原因に対して、対処しないと改善はしていきません。
今回は、どうして、膝の裏が痛くなるのかと自宅でできるアドバイスをしたいと思います。
目次
膝を伸ばす突っ張る膝の裏の痛み
この症状の場合、まず膝はまっすぐ伸びているのかの確認が大事です。
まっすぐ伸びているかの確認方法が2つあります。
1つ目は、仰向けで寝たときに膝の裏が床やベッドについているかです。
膝が伸びていない場合は膝と床との間に空間があります。
2つ目は、まっすぐ立った時に膝がまっすぐ伸びているかです。
膝が伸びていない場合は、くの字になったり、反対の膝と比べてまっすぐ伸びていないと感じると思います。
この2つの確認をすることで
何が原因になっているのかを探っていきます。
1つ目の検査の場合で膝がまっすぐ伸びていなければ
膝の裏にある筋肉の柔軟性の低下が考えられます。
膝の裏には、ハムストリングスやふくらはぎの筋肉が付着しています。
これらの筋肉が硬くなることで、常に筋肉が引っ張られた状態で膝を動かす必要があるので筋肉が頑張りすぎてしまうので突っ張ってしまい
痛みを感じやすなくります。
このような症状の場合は、ストレッチをして柔軟性を向上することが必要です。
2つ目の検査の場合で膝がまっすぐ伸びていなければ
膝を伸ばす筋肉(内側広筋)の筋力低下により、膝の裏に痛みが出ている可能性が高いです。
本来は内側広筋という筋力があれば、そこで関節を安定させることができるのですが、
内側広筋の筋力が低下していると、反対の膝の裏の筋肉が頑張りすぎてしまうので痛みが出てしまいます。
この場合は、内側広筋を鍛える運動をしていく必要があります。
膝を曲げると膝の裏が痛い場合
膝を曲げて、膝の裏が痛い場合に考えられる原因はいくつか考えられますの説明していきます
変形性膝関節症や膝が腫れていること
まず、炎症があるかの確認が大事です。
炎症とは、腫れていて、熱があることです。
炎症が起こり、水が溜まっていると膝が曲がりにくくなるので、そこから無理に膝を曲げると膝の裏が痛くなります。
半月板の損傷
膝を曲げる時は、正常時、内側半月板が後方に動くことで、骨同士がぶつからないようにクッションしてくれていますが
半月板を損傷していると半月板の機能が低下し膝を曲げると痛くなっていきます。
半月板はけがをしていなくても、加齢とともに自然に損傷することもありますので
膝の裏の痛みが気になる場合は一度MRI診断をお勧めします
ベーカー嚢腫
ベーカー嚢腫とは膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らむことです。
膝の裏側には小さい滑液包が複数あり、過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり痛みを生じます。
この症状は、膝を伸ばすと膝の裏にしこりみたいのがあります。
気になる方は、一度整形に行くことをお勧めします。
大腿四頭筋の柔軟性が低下していること
大腿部前面にある大腿四頭筋の筋肉が硬くなることでも膝の裏に痛みがでる場合もあります。
大腿四頭筋の柔軟性確認方法
うつ伏せで寝て、膝を曲げていくときに通常はかかとがお尻につきます
膝の裏に痛みがなく、かかとがお尻につかない場合は、大腿四頭筋の筋肉の硬さが原因です。
この場合は大腿四頭筋のストレッチをすることが大事になります。
膝の裏の筋肉(膝窩筋)が硬くなっていること
先ほどのうつ伏せでの確認方法で、膝の裏が痛くて膝が曲げられない場合は
膝窩筋という膝の裏の筋肉の硬さが関係しています。
この場合は、膝窩筋の筋肉をほぐすことが大事になります。
まとめ
膝の裏が痛い!という症状にも様々な原因があります。
原因がわかれば、対処方法もありますので
まずは、何が原因なのかを知ることが一番大事です。
一つだけが、原因ではないことがほとんどなので、不安な方は一度、整形外科に行き、診断してもらうのが大事です、
骨に異常がない場合は、筋肉の硬さが関係していますので、正しくアプローチすれば改善していきます。
当院に来られた際には、評価を行い、施術だけでなく自宅でできるアドバイスもしていきます。